怪しい電話に折り返してしまった時の注意点と対処法

怪しい電話に折り返してしまった時の注意点と対処法

怪しい電話に折り返してしまった後は、「このまま待っていて大丈夫なのか」「料金はかかるのか」「個人情報を伝えてしまったかもしれない」と不安になりやすいものです。
大切なのは、同じ番号へ何度も折り返さず、相手に何を伝えたかを落ち着いて分けて確認することです。

電話をしただけの場合と、カード番号、銀行情報、認証コード、アプリ操作まで進んだ場合では、必要な対応が変わります。
この記事では、怪しい電話に折り返してしまった時の注意点と対処法を、状況別に整理します。

この記事でわかること

・怪しい電話に折り返してしまった直後にやること
・すぐ切った場合や料金が心配な場合の確認方法
・カード情報や認証コードを伝えた時の対応
・再連絡への対応と相談前に残す情報

目次

怪しい電話に折り返してしまった時の最初の対応

怪しい電話に折り返してしまった後は、まず追加の行動を止めることが大切です。
電話しただけで被害が確定するとは限りませんが、相手に情報を伝えたか、支払いをしたか、アプリや遠隔操作に進んだかで対応は変わります。

この章では、折り返し後に最初にやることと、避けたい行動を扱います。

・まず追加の折り返しを止める
・相手に何を伝えたか整理する
・メールやSMS内の番号は使わない
・公式窓口は別ルートで確認する

まず追加の折り返しを止める

怪しい電話に折り返してしまった後は、同じ番号へもう一度かけ直さないでください。
相手から再び電話が来ても、急いで出たり、折り返したりしないことが先です。

特に注意したいのは、相手が次のように急がせてくる場合です。

・今すぐ手続きしないと停止すると言う
・今日中に支払わないと問題になると言う
・確認のために別の番号へ電話するよう言う
・SMSやメールで送ったリンクを開くよう言う
・カード番号や認証コードを口頭で求める
・アプリを入れるよう案内する

このような流れになった場合は、いったん通話を切ってください。
本物の連絡かどうかは、通話を続けながら判断する必要はありません。

折り返してしまった直後に大切なのは、次の順番です。

  1. 追加で電話しない
  2. 相手からの再連絡にその場で応じない
  3. 何を話したか思い出す
  4. 伝えた情報を整理する
  5. 公式アプリや公式サイトなど別の入口から確認する
  6. 不安が残る場合は相談先へ連絡する

相手が「途中で切ると手続きできない」「折り返しが必要」と言っても、その言葉だけで従う必要はありません。
相手が指定した番号ではなく、正規の確認先を自分で探して確認することが安全です。

相手に何を伝えたか整理する

折り返してしまった後は、電話をしたこと自体よりも、相手に何を伝えたかを分けて考えます。
同じ「電話してしまった」でも、何も話していない場合と、認証コードやカード番号を伝えた場合では緊急度が違います。

まず、次の項目をメモしてください。

・電話をかけた日時
・発信した電話番号
・通話時間
・相手の名乗り
・相手が求めた内容
・自分が伝えた情報
・支払いをしたか
・アプリを入れたか
・遠隔操作や画面共有を許可したか
・電話後に追加のSMSやメールが来ているか

「名前だけ言った」「すぐ切った」と思っていても、会話の中で生年月日、住所、電話番号、カード情報、銀行情報、認証コードなどを伝えていることがあります。
思い出せる範囲で十分なので、情報の種類を分けて整理してください。

特に注意したいのは、次の情報です。

・クレジットカード番号
・有効期限
・セキュリティコード
・銀行口座情報
・暗証番号
・ログインID
・パスワード
・認証コード
・ワンタイムパスワード

これらを伝えている場合は、相手が何を名乗ったかに関係なく、カード会社や金融機関などの公式窓口で早めに相談する必要があります。

メールやSMS内の番号は使わない

メールやSMSに書かれた電話番号へ折り返してしまった場合、その番号を正規の窓口として扱わないでください。
相手が有名企業、配送業者、カード会社、銀行、警察、公的機関の名前を出していても、メールやSMS内の番号だけで本物とは判断できません。

不審なメールについては、送信元情報だけで真偽を判断することが難しく、記載されたURLへアクセスしないことや、記載された電話番号に電話しないことが案内されています。
すでに電話してしまった場合も、そこから手続きを続けず、確かな入口から確認することが大切です。
(出典:IPA公式サイト

次の行動は避けてください。

・メール内の電話番号へ再度かける
・SMS内の番号へ折り返す
・相手が口頭で教えた番号へ電話する
・相手が送ったリンクからログインする
・相手に言われたアプリを入れる
・相手に言われた支払い方法で支払う

メールやSMSの文面が本物らしく見えても、本文中の番号やリンクを使う必要はありません。
本物かどうかを確かめる時は、別の安全な入口から確認します。

公式窓口は別ルートで確認する

本物かどうかを確かめる時は、相手が示した番号ではなく、公式アプリ、ブックマーク済みの公式サイト、契約書類、カード裏面、利用明細、注文履歴などから確認してください。

たとえば、カード会社を名乗る電話ならカード裏面や公式アプリから確認します。
銀行を名乗る電話なら、普段使っている公式アプリや公式サイトからログイン通知や取引履歴を確認します。
配送や通販を名乗る電話なら、注文履歴や公式アプリの通知を見ます。

確認時の入口は、次のように選びます。

・普段から使っている公式アプリ
・ブックマーク済みの公式サイト
・カード裏面に書かれた連絡先
・契約書類や請求書に記載された連絡先
・サービス内の注文履歴や利用履歴
・企業の公式ヘルプ

検索して窓口を探す場合も、慌てて一番上に出た広告や不自然なページへ進まないようにしてください。
電話中に相手が教えた番号や、SMSで送られた番号を使わないことが重要です。

公式窓口に連絡する時は、次のように伝えると話が進みやすくなります。

・不審な電話に折り返してしまったこと
・相手が名乗った名称
・伝えた情報の種類
・支払いの有無
・アプリや遠隔操作の有無
・心当たりのない利用や通知の有無

「本物かどうか分からないので、公式窓口から確認したい」と伝えれば十分です。
不安な時ほど、相手のペースから離れて確認してください。

状況別に変わる注意点

怪しい電話に折り返してしまった後の対応は、電話がつながったか、どの番号にかけたか、相手と何を話したかで変わります。
すぐ切った場合、会話した場合、海外番号にかけた場合、料金が心配な場合を分けて見ると、必要以上に焦らずに済みます。

・すぐ切った場合に確認すること
・話してしまった場合の確認項目
・料金が心配な時の見方
・090や080でも安心しない
・海外番号へ折り返した場合

すぐ切った場合に確認すること

怪しい電話にかけ直して、つながらなかった、数秒で切った、相手と会話していない場合は、まず追加の操作をしないでください。
電話しただけで、すぐに個人情報が渡ったと決めつける必要はありません。

この場合に確認するのは、次の項目です。

・発信した番号
・通話時間
・国内番号か海外番号か
・相手から折り返しが来ているか
・追加のSMSやメールが届いているか
・電話後にリンクやアプリへ進んでいないか

すぐ切った後に不安になり、もう一度かけ直したり、届いたSMSのリンクを開いたりすると、かえって相手の誘導に進むおそれがあります。
まずは発信履歴を残し、その番号からの再着信にその場で応じないことが安全です。

「すぐ切ったから大丈夫」と言い切る必要も、「すぐ切ったのに危険」と決めつける必要もありません。
大事なのは、電話後に情報を伝えたか、支払いをしたか、アプリを入れたかを分けて見ることです。

話してしまった場合の確認項目

相手と話してしまった場合は、会話の内容を落ち着いて分けてください。
相手が何を名乗ったかよりも、何を求めてきたか、何を伝えたかが重要です。

確認したい項目は次の通りです。

・相手は何を名乗ったか
・未払い料金や本人確認を理由にしたか
・警察、銀行、カード会社、携帯会社などを名乗ったか
・住所や氏名を聞かれたか
・カード番号や銀行情報を聞かれたか
・認証コードを読み上げるよう言われたか
・電子マネーや振込を求められたか
・アプリのインストールを案内されたか
・画面共有や遠隔操作を求められたか

相手がすでに自分の名前や電話番号を知っていたとしても、それだけで本物とは限りません。
以前どこかで入力した情報や、別の経路で知られた情報を使って信用させようとする場合があります。

「相手が丁寧だった」「会社名を名乗った」「担当者名を言った」という点だけで判断しないでください。
判断の軸は、相手が求めた行動です。

料金が心配な時の見方

怪しい電話へ折り返した後、「料金が高くなるのでは」と不安になる人もいます。
通話料金は、国内番号か国際番号か、契約している料金プラン、通話時間、番号の種類によって変わります。

まず、次の2つを分けてください。

  1. 電話をかけたことで発生する通話料
  2. 相手から請求された未払い料金や手続き費用

通話料が心配な場合は、利用中の通信会社の通話明細や料金確認方法で見ます。
一方で、相手が電話で「未払いがある」「支払わないと停止する」「電子マネーを買って番号を教えて」と言ってきた場合、それは通話料とは別の問題です。

支払いを求められた場合は、相手の説明を信じてすぐ払わないでください。
支払い前なら、通話を切り、公式窓口や相談先で確認します。
すでに支払った場合は、支払い方法、金額、日時、購入店舗、レシート、相手の番号、会話内容を残してください。

「数秒だけなら絶対に料金はかからない」「折り返しただけで必ず高額になる」といった決めつけはできません。
不安な時は、発信履歴と通話明細を確認し、追加の折り返しを止めることを優先してください。

090や080でも安心しない

知らない番号が090や080で始まっていると、国内の携帯番号だから安心だと思うかもしれません。
しかし、番号の見た目だけで相手の正体は判断できません。

090、080、070などの番号でも、次のような場合は注意が必要です。

・未払い料金を急に請求された
・本人確認として個人情報を求められた
・カード番号や銀行情報を聞かれた
・認証コードを読み上げるよう言われた
・別の番号へ折り返すよう言われた
・SMSでリンクを送ると言われた
・電子マネーや振込を求められた

国内番号だから危険、国内番号だから安全、どちらにも決めつけないでください。
見るべきなのは、相手が何を求めてきたかです。

本当に必要な連絡であれば、公式アプリ、公式サイト、利用明細、注文履歴などでも確認できることがあります。
知らない番号へかけ直した後に不安を感じたら、同じ番号で話を続けず、別の公式導線から確認してください。

海外番号へ折り返した場合

海外からの謎の電話に折り返した場合は、通話料に注意してください。
+1、+44などから始まる国際電話番号に出ない、かけ直さないよう注意が呼びかけられています。
(出典:警察庁公式サイト

海外番号へ折り返してしまった時は、次の項目を見ます。

・番号の先頭に「+」が付いていたか
・どの国番号のように見えるか
・通話時間はどれくらいか
・相手と会話したか
・料金や支払いを案内されたか
・電話後にSMSや別番号から連絡が来ているか

国際電話の通話料金は、利用中の通信会社や契約内容で変わります。
料金が気になる場合は、発信履歴と通話明細を確認してください。

固定電話やひかり電話で海外との通話を使わない人は、国際電話の発信や着信を休止する制度も確認候補になります。
ただし、対象となる回線や条件があります。
自分の利用環境に合うかは、公式の案内や利用中の通信会社で確認してください。

情報を伝えた時の緊急対応

怪しい電話に折り返した後、相手に情報を伝えてしまった場合は、情報の種類ごとに対応を分けます。
住所や氏名を伝えた場合と、カード番号、銀行情報、認証コード、遠隔操作へ進んだ場合では、急ぐべき内容が違います。

・住所や氏名を伝えた場合
・カード番号を伝えた場合
・銀行情報を伝えた場合
・認証コードを伝えた場合
・アプリや遠隔操作に進んだ場合

住所や氏名を伝えた場合

住所、氏名、電話番号、生年月日などを伝えた場合、それだけで直ちに金銭被害が出るとは限りません。
ただし、今後の追加連絡には注意が必要です。

相手は、あなたが話した情報を使って、次の連絡で信用させようとするかもしれません。
たとえば、「先ほどお聞きした住所の件です」「本人確認の続きです」「手続きが途中です」と言われると、本物の続きに感じやすくなります。

この場合は、次のことをしてください。

・伝えた情報をメモする
・相手の番号を残す
・通話日時を残す
・追加の電話にその場で応じない
・メールやSMSで届いたリンクを開かない
・必要なら相談先へ状況を伝える

住所や氏名を伝えた後に、カード番号、銀行情報、認証コード、支払いへ進む連絡が来た場合は、緊急度が上がります。
相手が自分の情報を知っていても、それだけで本物とは判断しないでください。

カード番号を伝えた場合

クレジットカード番号を伝えた場合は、早めにカード会社の公式窓口へ相談してください。
カード番号だけでなく、有効期限、セキュリティコード、本人認証の情報、ワンタイムパスワードを伝えている場合は特に急ぎます。

連絡先は、相手が教えた番号ではなく、カード裏面、公式アプリ、公式サイトから確認します。
電話で「この番号にかければ止められる」と言われても、その番号を使わないでください。

カード会社へ相談する前に、次の情報を整理しておくと伝えやすくなります。

・電話をした日時
・相手が名乗った会社名
・伝えたカード情報
・認証コードを伝えたか
・支払いをしたか
・利用明細に見慣れない利用があるか
・少額決済や継続課金がないか

利用明細を見る時は、大きな金額だけでなく、少額の利用や見慣れない加盟店名にも注意してください。
カード番号を伝えてしまった場合は、利用停止や再発行が必要になることがあります。
判断に迷う時は、カード会社の公式窓口で相談してください。

カード情報を伝えた時の確認順は、クレジットカード番号を伝えてしまった時の連絡先と確認順でも整理できます。

銀行情報を伝えた場合

銀行口座、暗証番号、インターネットバンキングのID、パスワード、認証情報を伝えた場合は、金融機関の公式窓口へ連絡してください。
口座番号だけの場合と、暗証番号や認証コードまで伝えた場合では緊急度が変わります。

特に注意が必要なのは、次の情報です。

・暗証番号
・ログインID
・ログインパスワード
・ワンタイムパスワード
・認証コード
・振込に必要な情報
・端末登録に関する情報

相手が銀行や警察を名乗っていても、電話で送金や口座操作を求める流れには注意してください。
「口座が犯罪に使われている」「資金確認が必要」「安全な口座へ移す」などと言われても、その場で操作しないでください。

確認する項目は次の通りです。

・不審な振込がないか
・登録情報が変更されていないか
・ログイン通知が来ていないか
・知らない端末が登録されていないか
・送金限度額が変更されていないか

銀行情報や暗証番号を伝えてしまった場合は、普段使っている公式アプリや公式サイト、金融機関の正規窓口から相談してください。
電話の相手が教えた番号を使わないことが大切です。

認証コードを伝えた場合

電話中にSMSなどで届いた認証コードを読み上げた場合は、早めに対象サービスの公式窓口や公式アプリで確認してください。
認証コードは、ログイン、本人確認、登録変更、決済などに使われることがあります。

相手が「本人確認のため」「手続きに必要」「番号を読むだけ」と言っても、認証コードを第三者へ伝えるのは危険です。
認証コードを伝えた場合は、電話を切った後に次の項目を確認します。

・どのサービスの認証コードだったか
・ログイン通知が来ていないか
・パスワード変更通知が来ていないか
・登録メールアドレスや電話番号が変わっていないか
・知らない決済や注文がないか
・同じパスワードを他サービスで使っていないか

認証コードを伝えた直後に、相手から「もう一度コードを読むように」と言われることもあります。
追加で伝えず、公式アプリや公式サイトから確認してください。

認証コードを読み上げた場合は、認証コードを伝えてしまった時に最初に確認することも参考になります。

アプリや遠隔操作に進んだ場合

電話中にアプリを入れるよう案内されたり、画面共有や遠隔操作を許可したりした場合は、対応を急いでください。
電話だけで終わった場合よりも、端末やアカウントに関わるリスクが高くなります。

まず、次のことを確認します。

・相手に入れるよう言われたアプリ名
・遠隔操作を許可したか
・画面共有をしたか
・カード情報や銀行情報を入力したか
・認証コードを伝えたか
・支払いをしたか
・相手が端末内の画面を見られる状態だったか

不審なアプリを入れた場合は、通信を切る、アプリを削除する、必要に応じて専門窓口へ相談するなどの対応が必要です。
ただし、焦って証拠になりそうな履歴をすべて消すのではなく、通話履歴、SMS、メール、アプリ名、支払い履歴などは残してください。

「ウイルス感染」と表示されて電話した場合や、サポート担当を名乗る相手から操作を案内された場合は、偽の警告画面から電話へ誘導される手口にも注意が必要です。
偽セキュリティ警告では、画面に表示されたサポート番号へ電話すると、遠隔操作や支払いへ誘導される可能性があります。
(出典:IPA公式サイト

偽警告の番号へ電話してしまった場合は、ウイルス感染と表示されて電話してしまった場合の確認手順で状況を分けて確認できます。

再連絡と相談先の整理

怪しい電話に折り返してしまった後は、再び同じ相手から連絡が来ることがあります。
その場で判断しようとせず、記録を残し、相談先や家族に共有しやすい形にしておくことが大切です。

・同じ相手から電話が来た場合
・警察や公的機関を名乗られた場合
・相談前に残しておく情報
・家族が確認する時の聞き方
・今後の着信を減らす設定

同じ相手から電話が来た場合

一度折り返すと、同じ番号や別の番号から再び電話が来ることがあります。
相手が前回の会話内容を覚えていたり、「手続きの続きです」と言ったりすると、本物のように感じるかもしれません。

それでも、再連絡にその場で応じる必要はありません。
次のような連絡には注意してください。

・前回の続きだと言う
・キャンセル料がかかると言う
・今切ると手続きできないと言う
・別の担当者から連絡すると言う
・SMSでリンクを送ると言う
・別番号へ折り返すよう言う
・認証コードをもう一度求める

相手が知っている情報を言ってきても、本物確認の根拠にはしないでください。
電話番号、通話日時、相手の名乗り、求められた内容を残し、公式窓口や相談先へつなげます。

しつこく電話が来る場合は、着信拒否や迷惑電話対策サービスの利用も選択肢になります。
ただし、着信拒否だけで問題が解決するとは限らないため、情報を伝えた場合や支払いをした場合は、公式窓口や相談先への連絡を優先してください。

警察や公的機関を名乗られた場合

警察や公的機関を名乗る電話でも、相手の説明だけで信じないでください。
警察を名乗り、「あなたの口座が不正に使われている」「捜査対象になっている」「資金確認が必要」などと告げる手口があります。

警察官を名乗る相手から折り返し先を指定された場合でも、その番号へ折り返さないことが大切です。
不安な場合は、電話を切ってから警察相談専用電話#9110や、最寄りの警察署の公式情報から相談してください。
警察庁は、相手から教えられた番号に折り返さず、電話を切って相談するよう注意を呼びかけています。
(出典:警察庁公式サイト

緊急の事件や事故であれば110番です。
犯罪や事故に当たるか分からないけれど警察に相談したい時は、#9110が相談窓口になります。
(出典:政府広報オンライン

また、契約、支払い、悪質商法、返金などの相談は消費者ホットライン188が候補になります。
電話そのものへの不安や迷惑電話の相談では、でんわんセンターも相談先の一つです。

相談前に残しておく情報

相談する前に、分かる範囲で情報を残しておくと状況を伝えやすくなります。
ただし、証拠を残すために怪しいリンクを開き直す必要はありません。

今見えている履歴や画面を、無理のない範囲で残してください。

残しておきたい情報は次の通りです。

・電話をかけた日時
・着信または発信した番号
・通話時間
・相手の名乗り
・会話内容
・求められたこと
・伝えた情報
・支払った金額
・使った支払い方法
・SMSやメールのスクリーンショット
・通話履歴
・カード明細や銀行明細
・入れたアプリ名
・遠隔操作の有無

電子マネーやプリペイドカードを買った場合は、レシートやカード番号の写真、購入日時、購入店舗も残します。
カードや銀行に関する情報を伝えた場合は、公式窓口へ連絡する時にも同じ情報が役立ちます。

相談時は、すべてを完璧に説明しようとしなくても大丈夫です。
「怪しい電話に折り返してしまい、相手に何を伝えたか不安です」と伝え、分かる情報から話してください。

家族が確認する時の聞き方

親や高齢の家族が怪しい電話に折り返してしまった場合は、まず責めないことが大切です。
責める言い方をすると、本人が不安や恥ずかしさから詳しい話をしにくくなります。

最初は、次のように聞くと確認しやすくなります。

・どの番号に電話したか
・何分くらい話したか
・相手は何を名乗ったか
・何を聞かれたか
・名前や住所を伝えたか
・カード番号や銀行情報を伝えたか
・認証コードを読んだか
・電子マネーや振込を求められたか
・アプリを入れたか
・画面を見せる操作をしたか
・その後も電話が来ているか

聞く時は、「なんで電話したの」と責めるより、「何をしたか一緒に確認しよう」と伝える方が安全です。
本人だけで追加の折り返しや支払いを進めないようにし、家族が一緒に公式窓口や相談先を確認してください。

離れて暮らしている場合は、通話履歴、SMS、メール、画面表示をスクリーンショットで送ってもらいます。
ただし、怪しいリンクを開き直してもらう必要はありません。
今残っている画面や履歴だけで十分です。

今後の着信を減らす設定

今後の着信を減らすには、スマホ本体の設定や通信会社の迷惑電話対策を組み合わせます。
すべての怪しい電話を完全に防げるわけではありませんが、知らない番号への対応を減らす助けになります。

iPhoneでは、不明な発信者のスクリーニング、消音、フィルタリングなどの機能が案内されています。
通信事業者が迷惑電話または詐欺と特定した着信を消音する機能もあります。
(出典:Appleサポート

Androidの電話アプリでは、非公開番号や特定できない番号をブロックする設定があります。
ただし、連絡先に保存されていない通常の電話番号は引き続き着信するため、設定だけで完全に防げるわけではありません。
(出典:Google 電話アプリヘルプ

通信会社のサービスも確認候補です。
NTTドコモには、登録した迷惑電話からの着信を自動で終了させる迷惑電話ストップサービスがあります。
auには、登録した迷惑電話番号にお断りガイダンスを流す迷惑電話撃退サービスがあります。
料金や申込みの有無、対象機種はサービスによって変わります。

固定電話やひかり電話で海外との通話を使わない場合は、国際電話の利用休止も予防策になります。
家族で使う電話なら、「知らない番号には折り返さない」「電話でお金や認証コードの話が出たら家族に相談する」など、合言葉を決めておくと安心です。

記事のまとめ

・怪しい電話に折り返した後は追加の電話を止める
・相手から再連絡が来てもその場で応じない
・メールやSMS内の番号は正規窓口として使わない
・相手が口頭で教えた番号にも折り返さない
・通話後は何を伝えたかを情報の種類で分ける
・すぐ切った場合は発信履歴と追加連絡を確認する
・料金不安は通話料と相手の請求を分けて考える
・090や080でも番号だけで安全とは判断しない
・海外番号へ折り返した時は通話明細を確認する
・カード番号を伝えた場合は公式窓口へ相談する
・銀行情報や暗証番号を伝えた場合は早めに相談する
・認証コードを伝えた場合は公式アプリ側で確認する
・アプリや遠隔操作に進んだ場合は対応を急ぐ
・警察を名乗られても指定番号へ折り返さない
・相談前に通話日時や番号や伝えた情報を残す
・家族が確認する時は責めずに事実を聞き取る
・今後は着信拒否や迷惑電話対策も組み合わせる

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