iPhoneで身に覚えのないアプリを見つけた時の確認法

iPhoneで身に覚えのないアプリを見つけた時の確認法

iPhoneに身に覚えのないアプリを見つけると、勝手に入ったのではないか、誰かに見られているのではないかと不安になることがあります。
ただ、ホーム画面にないアプリ、非表示になっているアプリ、以前に入れて忘れていたアプリ、購入履歴や設定に残っているアプリなど、状況によって見る場所は変わります。

この記事では、iPhoneで身に覚えのないアプリを見つけた時に、Appライブラリ、ストレージ、購入履歴、Apple Account、プロファイル、権限を順番に確認する方法をまとめます。
知らないアプリを見つけただけの場合と、警告画面やSMSからアプリを入れた場合、情報を入力した場合では対応が違います。
不安な時ほど、アプリをむやみに開いたり、画面の案内に従ったりせず、安全な確認順で落ち着いて見ていきましょう。

この記事で分かること

・iPhoneで身に覚えのないアプリを確認する順番
・ホーム画面にないアプリや非表示アプリの探し方
・購入履歴、課金、Apple Account、プロファイルの見方
・警告画面や家族のiPhoneで迷う時の確認ポイント

目次

iPhoneで知らないアプリを確認する順番

iPhoneに知らないアプリが入っているか不安な時は、ホーム画面だけを見て判断しないことが大切です。
アプリはホーム画面に出ていなくても、Appライブラリ、設定内のストレージ、購入履歴、サブスクリプションなどに残っている場合があります。

まずは、次の順番で落ち着いて確認してください。

・まずAppライブラリを見る
・ホーム画面にないアプリを探す
・設定のストレージ一覧を見る
・購入履歴と課金を確認する
・削除だけで終わらせない

まずAppライブラリを見る

iPhoneで知らないアプリを確認する時は、最初にAppライブラリを見ます。
ホーム画面にアプリが見当たらなくても、iPhone本体に入っているアプリがAppライブラリに残っていることがあります。

Appライブラリは、ホーム画面を左へスワイプしていくと開けます。
検索欄に気になるアプリ名を入力すると、該当するアプリを探せます。
アプリ名が分からない場合でも、表示されているアプリの一覧を見ながら、見覚えのないアイコンや名前がないか確認できます。

新しくインストールしたアプリが、必ずホーム画面に並ぶとは限りません。
Appライブラリにだけ追加されている場合もあるため、「ホーム画面にないから大丈夫」と決めつけない方が安全です。

アプリが見つかった場合は、すぐに開く前に、アプリ名、アイコン、どの場所にあるかを確認しておきましょう。
不安が強い場合は、家族や公式サポートに説明できるように、アプリ名をメモしておくと後で状況を整理しやすくなります。
(出典:Apple公式サイト

ホーム画面にないアプリを探す

ホーム画面にないアプリは、Appライブラリだけでなく、iPhoneの検索機能でも探せます。
ホーム画面の中央付近から下へスワイプすると検索欄が出るため、気になるアプリ名を入力してみてください。

iOS 18以降では、アプリを非表示にできる機能があります。
非表示にしたアプリは、ホーム画面や通常の検索で見つかりにくい場合があります。
その場合は、Appライブラリ内の「非表示」フォルダを確認します。

非表示フォルダを開く時は、Face ID、Touch ID、パスコードなどで本人確認が必要になる場合があります。
自分で非表示にした覚えがないアプリが見つかった時は、すぐにアプリを開いて操作を進めるのではなく、アプリ名と表示場所を確認してから次の確認に進んでください。

「ゴーストアプリ」のような言い方を見かけることがありますが、まず見るべきなのは、ホーム画面にないアプリ、非表示になっているアプリ、消したつもりで残っているアプリです。
あいまいな言葉で不安を広げるより、iPhoneの中で実際に確認できる場所を順番に見る方が安全です。
(出典:Apple公式サイト

設定のストレージ一覧を見る

ホーム画面やAppライブラリで分かりにくい時は、設定内のストレージ一覧も確認します。
iPhoneのストレージ画面では、インストール済みアプリと使用容量を一覧で見られます。

ストレージ一覧は、見覚えのないアプリを探す補助になります。
アプリ名、使用容量、使われ方の違いを見ながら、自分で入れた覚えがあるものかを考えます。

ただし、ストレージ一覧に知らない名前があるだけで、すぐに危険と決めつける必要はありません。
家族が使ったアプリ、以前に入れて忘れているアプリ、サービス名と表示名が違って見えるアプリもあります。

気になるアプリを見つけた時は、次の点を確認してから判断しましょう。

  1. アプリ名に見覚えがあるか。
  2. いつ頃使った可能性があるか。
  3. App Storeで提供元を見られるか。
  4. サブスクリプションや購入履歴に関連があるか。
  5. 構成プロファイルやVPNと関係していないか。

会社や学校から支給されたiPhoneでは、削除できないアプリや管理上必要なアプリが入っている場合があります。
自分の私物ではない端末なら、勝手に削除する前に管理者へ確認してください。
(出典:Apple公式サイト

購入履歴と課金を確認する

知らないアプリがある時は、アプリ本体だけでなく購入履歴も確認します。
App Storeの購入履歴には、アプリ、サブスクリプション、メディアなどの購入済み項目が表示されます。

iPhoneでは、App Storeアプリを開き、画面上部のアカウントアイコンから購入履歴へ進みます。
表示期間を切り替えることで、過去の購入も確認できます。

ここで見たいのは、次のような項目です。

・入れた覚えのないアプリが購入履歴にあるか
・無料だと思っていたアプリに課金があるか
・サブスクリプションが続いていないか
・家族や別端末で入れた可能性があるか
・Apple Accountに心当たりのない利用がないか

知らないアプリを削除しても、サブスクリプションや支払いの確認が別に必要になる場合があります。
特に、偽の警告画面からアプリを入れた、無料だと思って進めた、支払い画面が出た、という場合は、購入履歴とサブスクリプションをあわせて見てください。

不審な支払い案内や「お支払い方法を更新してください」という表示から進んだ不安がある場合は、メールやSMS内のリンクではなく、App Storeや公式サイト側から確認することが大切です。
支払い情報の入力に不安がある時は、お支払い方法の更新を求められた時の確認手順も参考になります。
(出典:Apple公式サイト

削除だけで終わらせない

見覚えのないアプリを見つけた時、削除したくなるのは自然です。
ただし、アプリを消しただけで不安がすべて消えるとは限りません。

ホーム画面から取り除いただけの場合、アプリはiPhone本体に残っていることがあります。
iPhoneから完全に削除するには、「アプリを削除」を選ぶ必要があります。

さらに、次のような行動をしていた場合は、削除後の確認も必要です。

・Apple Accountやパスワードを入力した
・クレジットカード情報を入力した
・銀行情報や認証情報を入力した
・サブスクリプションに登録した
・構成プロファイルを入れた
・位置情報、写真、連絡先などの権限を許可した
・警告画面や電話の案内に従ってアプリを入れた

アプリを消すことは大切な対応の一つですが、入力した情報や許可した権限は別に見直す必要があります。
不審なアプリを入れてしまった流れがある場合は、不審なアプリを入れてしまった時の対処手順に進むと、削除後に見る項目を整理しやすくなります。

見覚えのないアプリがあった時の安全確認

見覚えのないアプリを見つけた時は、慌ててアプリを開いたり、表示された案内に従ったりしないでください。
本当に危険かどうかをその場で断定するより、入手経路、提供元、権限、支払いの有無を順番に見ることが大切です。

・先にやってはいけないこと
・アプリ名と入手経路を見る
・App Storeで提供元を見る
・権限とアクセス許可を確認する
・位置情報やカメラ権限を見る

先にやってはいけないこと

知らないアプリがある時に、先に避けたい行動があります。
不安な時ほど、画面に出た案内や通知をそのまま信じて進めないようにしてください。

特に避けたいのは、次の行動です。

・警告画面のボタンを押す
・SMSやメール内のリンクを押す
・案内された電話番号にかける
・相手が指定したアプリを追加する
・Apple Accountやパスワードを入力する
・認証コードを相手に伝える
・支払い情報を入力する

本物の案内に見えても、メールやSMS内のリンクは偽装されることがあります。
確認する時は、メール内リンクではなく、公式アプリ、ブックマーク済みの公式サイト、iPhoneの設定、App Store、Apple公式サポートから進めてください。

知らないアプリを開いただけなのか、リンクを押したのか、情報を入力したのかでも対応は変わります。
まずは追加操作を止めて、自分がどこまで進んだかを分けて考えることが大切です。
(出典:警察庁公式サイト

アプリ名と入手経路を見る

見覚えのないアプリがあったら、最初にアプリ名を確認します。
アプリ名が分かれば、App Storeで提供元を見たり、購入履歴と照らし合わせたりできます。

確認する時は、アプリをむやみに開かなくても構いません。
Appライブラリ、設定のストレージ一覧、App Storeの購入履歴などから、アプリ名を確認できます。

次に、どこから入れた可能性があるかを思い出します。

・App Storeから自分で入れた
・家族が使うために入れた
・過去に使って忘れていた
・SMSやメールのリンクから進んだ
・Webサイトの警告画面から入れた
・電話やサポート案内に従って入れた
・会社や学校の管理で入っている

App Storeから入れた正規アプリでも、不要なアプリなら削除対象になります。
一方で、SMSや警告画面から誘導されて入れた場合は、アプリの削除だけでなく、入力した情報や権限の確認も必要です。

「知らない名前だから危険」と決めつけるのではなく、入手経路と自分の操作を分けて見ると、次に必要な対応が分かりやすくなります。

App Storeで提供元を見る

見覚えのないアプリがApp Storeにある場合は、製品ページで提供元を確認します。
アプリ名やアイコンだけで判断せず、開発元、評価、レビュー、アプリのプライバシー情報を見ます。

App Storeの製品ページには、アプリのプライバシーに関する情報が表示されます。
位置情報、連絡先、閲覧履歴など、どのようなデータが扱われる可能性があるかを見る材料になります。

ただし、評価やレビューだけで安全と決めるのは避けてください。
似た名前のアプリ、見た目が紛らわしいアプリ、広告や警告画面から誘導されたアプリもあります。

確認する時の見方は、次の順番が自然です。

  1. App Storeでアプリ名を検索する。
  2. 開発元や提供元を見る。
  3. アプリのプライバシー情報を見る。
  4. 自分が使う目的に合うか考える。
  5. 不要なら削除し、課金や権限も確認する。

フィッシング対策協議会は、不正アプリを避けるため、偽物の警告を疑うこと、開発元や提供元を確認すること、不必要な権限を求めるアプリに注意することを案内しています。
(出典:フィッシング対策協議会公式サイト

権限とアクセス許可を確認する

知らないアプリが不安な時は、アプリが何にアクセスできる状態かを見ます。
iPhoneでは「設定」から、写真、連絡先、カレンダーなどのデータにアクセスできるアプリを確認できます。

「設定」>「プライバシーとセキュリティ」に進むと、データの種類ごとにアプリの許可状態を見直せます。
たとえば、写真、連絡先、カレンダーなどに見覚えのないアプリが入っていないか確認します。

権限を見直す時は、次のように考えると判断しやすくなります。

・そのアプリに写真へのアクセスが必要か
・連絡先を見る必要があるアプリか
・カレンダーや位置情報を使う目的があるか
・使っていないアプリに許可が残っていないか
・削除する前に課金やアカウント確認が必要か

権限があるだけで危険とは断定できません。
ただし、使っていないアプリや知らないアプリに広い権限がある場合は、許可を取り消す、アプリを削除する、購入履歴を確認するなどの対応につなげます。

アプリを削除しても、外部サービスに登録したアカウントや会員情報まで自動で消えるとは限りません。
アプリ内でログインした覚えがある場合は、アプリ本体の削除とサービス側の確認を分けて考えてください。
(出典:Apple公式サイト

位置情報やカメラ権限を見る

「監視されているのでは」と不安な時は、位置情報、カメラ、マイクの権限を見ます。
ただし、権限があることと、実際に危険な動きがあることは同じではありません。

位置情報は、iPhoneの設定からアプリごとに確認できます。
位置情報サービスの画面では、どのアプリに位置情報の利用を許可しているかを見直せます。

カメラやマイクについては、iPhoneの画面上部にインジケータが表示されます。
緑色はカメラまたはカメラとマイク、オレンジ色はマイクの使用を示します。
表示が出たからといってすぐ危険とは限りませんが、知らないアプリが関係していないかを見るきっかけになります。

確認する時は、次の流れにすると落ち着いて判断できます。

  1. 位置情報を許可しているアプリを見る。
  2. 使っていないアプリの許可を見直す。
  3. カメラやマイクを使う必要があるアプリか考える。
  4. 見覚えのないアプリなら、削除や権限取り消しを検討する。
  5. 不安が残る場合は、アプリ名や画面を記録して相談する。

不安な気持ちから、すべてを「監視」と結びつけると判断が難しくなります。
まずは、どのアプリにどの権限があるかを確認し、不要な許可を減らすことから始めてください。
(出典:Apple公式サイト

乗っ取りや監視が不安な時に見る設定

知らないアプリがあるだけで、すぐにiPhoneが乗っ取られているとは言えません。
ただし、Apple Account、構成プロファイル、VPN、アプリのアクセス状況を確認すると、不安の原因を切り分けやすくなります。

・Apple Accountの端末を確認する
・プロファイルの有無を見る
・VPNとデバイス管理を見る
・アプリプライバシーレポートを見る
・安全性チェックで共有を見直す

Apple Accountの端末を確認する

知らないアプリに加えて、心当たりのない通知や購入履歴がある時は、Apple Accountにサインインしている端末も確認します。
Apple Accountのデバイスリストでは、自分のアカウントでサインインしている端末を見られます。

見覚えのない端末、もう使っていない端末、家族や以前の端末と区別がつかない端末がないか確認してください。
心当たりのない端末がある場合は、アカウント側の確認を優先します。

Apple Accountに不正利用の不安がある時は、次の項目を見直します。

・サインインしている端末
・Apple Accountのパスワード
・2ファクタ認証
・信頼できる電話番号
・購入履歴
・心当たりのない通知やメール

知らないアプリがある不安と、Apple Accountの不正利用は分けて考える必要があります。
アプリの削除だけでなく、アカウント側にも気になる点がある場合は、Apple公式の案内から確認してください。
(出典:Apple公式サイト

プロファイルの有無を見る

iPhoneには、アプリとは別に構成プロファイルという設定が入る場合があります。
構成プロファイルは、企業や学校のネットワーク、アカウント、設定などをiPhoneに定義する仕組みです。

プロファイルは、「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」から確認できます。
この画面に見覚えのないプロファイルがある場合は、いつ、何のために入れたものかを考えます。

注意したいのは、プロファイルを削除すると、そのプロファイルに関連する設定、アプリ、データも削除される場合があることです。
会社や学校の管理端末では、必要な設定として入っている可能性があります。

私物のiPhoneに、警告画面やSMSの案内でプロファイルを入れた覚えがある場合は、自己判断で操作を続けず、Apple公式サポートなどに相談しやすいように、プロファイル名や入れた経緯を記録しておきましょう。
(出典:Apple公式サイト

VPNとデバイス管理を見る

VPNやデバイス管理の設定は、知らないアプリの不安と一緒に確認したい項目です。
特に「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」に見覚えのない項目がある場合は、端末が個人用か、会社や学校の管理端末かを切り分けます。

会社や学校から支給されたiPhoneでは、管理者が設定やプロファイルを配布している場合があります。
その場合、利用者が変更できない設定や削除できないアプリがあっても、管理上必要なものかもしれません。

一方で、私物のiPhoneに見覚えのないVPNや管理設定がある場合は、何かの案内に従って追加した可能性を確認します。
警告画面、SMS、電話、サポートを名乗る案内から進んだ記憶があるなら、慎重に扱ってください。

確認する時は、次の順番が安全です。

  1. 私物のiPhoneか、管理端末かを確認する。
  2. VPNとデバイス管理に項目があるか見る。
  3. 見覚えのある会社、学校、サービス名か確認する。
  4. 見覚えがなければ、名前と画面を記録する。
  5. 管理端末なら管理者、私物ならApple公式サポートへ相談する。

見知らぬ設定を見つけた時に、すぐ危険と決めつける必要はありません。
ただし、入れた経緯が分からないまま操作を進めるより、記録して安全な相談先に確認する方が安心です。

アプリプライバシーレポートを見る

iPhoneには、アプリのアクセス状況を把握するためのアプリプライバシーレポートがあります。
これは、アプリに与えた権限の使用状況や、アプリのネットワークアクティビティを見るための機能です。

アプリプライバシーレポートは、危険かどうかを一瞬で判定する機能ではありません。
どのアプリがどの権限を使っているのか、どのような動きが見えるのかを確認する材料として使います。

知らないアプリがある時は、次のような見方ができます。

・見覚えのないアプリが表示されていないか
・使っていないアプリが権限を使っていないか
・写真、連絡先、位置情報などへのアクセスがあるか
・アプリ名と権限の内容が不自然でないか
・削除や権限変更の前に記録しておく必要があるか

ここでも、表示があるだけで「監視されている」とは言い切れません。
不安な時は、アプリ名、権限、表示された内容を記録し、不要な権限の見直しや相談につなげてください。
(出典:Apple公式サイト

安全性チェックで共有を見直す

iOS 16以降のiPhoneには、個人情報安全性チェックがあります。
これは、個人やアプリと共有している情報を確認し、必要に応じて停止するための機能です。

「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「個人情報安全性チェック」から利用できます。
知らないアプリがある不安だけでなく、誰かと共有している情報を見直したい時にも役立ちます。

安全性チェックでは、次のような観点で見直しができます。

・アプリに許可しているアクセス
・人と共有している情報
・不要な共有やアクセスの停止
・アプリごとの情報利用の見直し
・自分のiPhoneの安全確認

家族や知人、過去に使ったサービスとの共有が残っていると、「監視されているのでは」と感じる原因になることがあります。
すぐに誰かが不正に見ていると決めつけるのではなく、共有設定やアプリのアクセスを順番に確認してください。

見直しの途中で不安が強くなった場合は、一人で操作を続けず、信頼できる家族や公式サポートに相談できるように、画面の内容を整理しておきましょう。
(出典:Apple公式サイト

警告画面や家族のiPhoneで迷う時

知らないアプリの不安は、偽の警告画面、SMS、電話案内、家族のiPhoneから始まることもあります。
その場合は、アプリの有無だけでなく、何を押したか、何を入力したか、どこまで進んだかを分けて確認します。

・ハッキング警告は押さない
・アプリを入れた後の確認
・入力した情報ごとに分ける
・家族には責めずに聞く
・相談前に記録しておく

ハッキング警告は押さない

iPhoneでWebサイトを見ている時に、「ウイルスを検出した」「ハッキングされています」のような警告が突然出ることがあります。
このような画面が出ても、表示されたボタンを押したり、案内されたアプリを入れたりしないでください。

偽のセキュリティ警告から、アプリのインストールや課金へ誘導される手口があります。
警告画面だけを見て、本物の通知だと判断しないことが大切です。

特に避けたい行動は次のとおりです。

・警告画面のボタンを押す
・表示された電話番号にかける
・案内されたアプリを入れる
・Apple Accountやパスワードを入力する
・支払い情報を入力する
・認証コードを相手に伝える

画面を閉じられる場合は、追加操作をせずに閉じます。
すでにアプリを入れた、支払い画面へ進んだ、電話してしまった場合は、次の確認に進んでください。

「ハッキング警告」という表示が出たからといって、すぐにiPhoneが乗っ取られたと決めつける必要はありません。
大切なのは、警告の指示に従わず、iPhoneの設定や公式サポートから安全に確認することです。
(出典:IPA公式サイト

アプリを入れた後の確認

警告画面、SMS、メール、電話案内などからアプリを入れてしまった場合は、まず追加操作を止めます。
アプリを開いて指示に従い続けたり、相手に言われた通りに設定を進めたりしないでください。

確認の順番は、次のように分けます。

  1. アプリ名を確認する。
  2. どこから入れたかを思い出す。
  3. Apple Accountやパスワードを入力したか確認する。
  4. 支払い情報や銀行情報を入力したか確認する。
  5. 構成プロファイルやVPNを入れたか確認する。
  6. 写真、連絡先、位置情報などの権限を許可したか確認する。
  7. 購入履歴やサブスクリプションを確認する。

不審なアプリを入れた場合は、通信を切る、アプリを削除する、必要に応じて専門窓口や公式サポートに相談する流れが必要になることがあります。
特に、電話で案内されながら操作した場合や、遠隔操作のような説明を受けた場合は、通常のアプリ削除だけでは不安が残りやすいです。

サポートを名乗る相手の案内で遠隔操作アプリを入れた可能性がある場合は、遠隔操作アプリを入れてしまった時の確認手順で、追加操作を止める流れを確認できます。

入力した情報ごとに分ける

知らないアプリや警告画面の後は、「何を入力したか」で対応が変わります。
リンクを押しただけの場合と、パスワードやカード番号を入力した場合では、急ぐべき確認が違います。

まず、次のどれに当てはまるかを分けてください。

・画面を見ただけ
・リンクを押した
・アプリを入れた
・Apple Accountやパスワードを入力した
・クレジットカード番号を入力した
・銀行情報や認証情報を入力した
・住所、氏名、電話番号を入力した
・電話して相手に情報を伝えた
・構成プロファイルやVPNを入れた

Apple Accountやパスワードを入力した場合は、公式サイトや公式アプリからパスワード変更や2ファクタ認証の確認を行います。
使い回しているパスワードがある場合は、同じパスワードを使っているサービスも見直す必要があります。

クレジットカード番号を入力した場合は、カード会社の公式窓口で利用停止や再発行の相談をしてください。
銀行情報や認証情報を入力した場合は、金融機関の公式窓口への相談を優先します。

住所、氏名、電話番号だけを入力した場合でも、今後の不審な連絡に注意が必要です。
追加で届くSMSや電話に反応せず、やり取りの記録を残しておくと相談しやすくなります。

家族には責めずに聞く

親や家族のiPhoneに知らないアプリがある時は、まず責めないことが大切です。
責められたと感じると、本人が操作内容を言いにくくなり、必要な確認が遅れることがあります。

聞く時は、次の順番が自然です。

  1. どの画面で見つけたか。
  2. いつ頃から表示されているか。
  3. 警告画面が出たか。
  4. SMSやメールのリンクを押したか。
  5. アプリを自分で入れたか。
  6. パスワードやカード番号を入力したか。
  7. 電話で誰かに案内されたか。
  8. 支払い画面や請求表示があったか。

本人だけで追加対応を進めさせないことも大切です。
画面のスクリーンショット、アプリ名、届いたSMSやメール、入力した可能性がある情報を共有してもらい、家族側で一緒に整理します。

離れて暮らす家族の場合は、電話で細かく操作を急がせるより、まず「これ以上押さないで」「画面の写真を送って」「何を入力したかだけ教えて」と伝える方が安全です。
不安を減らすには、次に同じことが起きた時の相談ルールを決めておくことも役立ちます。

相談前に記録しておく

Apple公式サポート、カード会社、金融機関、家族に相談する時は、状況を整理しておくと説明しやすくなります。
記録のために不審なアプリを開き続ける必要はありませんが、分かる範囲で情報を残しておきましょう。

記録しておきたい項目は、次のとおりです。

・見つけたアプリ名
・表示された警告画面
・アプリを入れた日時
・押したリンクの種類
・入力した情報
・購入履歴やサブスクリプション
・構成プロファイルの有無
・VPNとデバイス管理の表示
・Apple Accountの不審な通知
・電話した相手や案内された内容

スクリーンショットを残す場合も、追加操作はしないようにします。
相手から電話やSMSが続いている場合は、折り返しや返信を続けず、内容を記録することを優先してください。

知らないアプリの確認は、アプリを見つけて終わりではありません。
Appライブラリ、ストレージ、購入履歴、Apple Account、プロファイル、権限を順番に見れば、今どの対応が必要かを落ち着いて判断しやすくなります。

記事のまとめ

・ホーム画面だけで判断せずAppライブラリも確認する
・検索で出ない場合は非表示フォルダも確認する
・ストレージ一覧ではインストール済みアプリを見られる
・知らない名前だけで危険と決めつけない
・購入履歴とサブスクリプションもあわせて確認する
・ホーム画面から取り除くだけでは本体に残る場合がある
・アプリ削除後も入力情報や権限の見直しが必要になる
・警告画面やSMS内リンクからの操作は避ける
・App Storeでは提供元やプライバシー情報を確認する
・写真や連絡先などのアクセス許可も見直す
・位置情報やカメラ権限は設定から確認する
・Apple Accountの端末一覧で見覚えのない端末を確認する
・構成プロファイルやVPN設定は削除前に慎重に見る
・会社や学校の管理端末は管理者への確認を優先する
・ハッキング警告が出ても表示された案内を押さない
・情報を入力した場合は種類ごとに対応を分ける
・カード番号を入力した時はカード会社の公式窓口へ相談する
・銀行情報を入力した時は金融機関の公式窓口へ相談する
・家族のiPhoneでは責めずに操作内容を順番に聞く
・相談前にアプリ名、日時、入力内容、画面を記録する

怪しいメール・SMSが届いた方へ

メールやSMS内のリンクを押す前に、文面を貼り付けて危険な特徴を確認できます。

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